備長炭を触った時、これはシェルに最適かつ究極の材料だとピンときて製作に取り組みました。備長炭はウバメガシという蜜で硬い木を炭焼き窯で職人が知恵と感を駆使し作り上げ、叩けば金属音がするようにステンレスより硬く多孔質である事で軽く仕上がったものです。私は天然素材で出来たカーボンセラミックだと思います。シェルとして出来上がった物はネジレ、ソリ、タワミ等の変形は皆無と思われるほどで、燃やせば灰になってしまいますがそれ以外のあらゆる環境下でも不変と想われるような質感です。手に取って頂けないのが残念です。きめ細かい天然砥石で仕上げられた表面は艶やかでいぶし銀の光沢を放ちます。多孔質で質量も最適で出品の物も厚さ4.5ミリ有りますが指掛け込みで10gです。取扱いはガラスの要領で硬い物で叩けば欠ける、硬いものの上に落せば割れると言う事ですが通常使いでは全く問題ありません。多孔質を撮った写真の物は厚さ1.5ミリですがミクロん単位の不揃いのハニカム構造で簡単には破れません。触感は表面に微細なスジや穴が無数にある事からガラスや金属とは違い硬い木の感じですが軽い。特長は多孔質で1gあたりの表面積がテニスコート1面分(ウキペディアによると)あり、脱臭効果は周知されていますが、周辺の雑味も吸収してしまうかのようにも感じます。高額なのは材料と制作過程での歩留まりが非常に悪い為です。制作過程で溝が出てきたり出品できないレベルの物を私が数個使用していますが満足しています。備長炭のシェルが他にあるか分かりませんが、私が手掛けたのは5年ほど前で現時点では国内に2個、アメリカに1個あるはずで、4個目の出品になります。時間があれば自身で制作してみるのも面白いかと思います。数あるシェルの中で材質違いのものとして１つあっても良いアイテムでは。　　不明の点は問い合わせ下さい。　　申し訳ありませんが値下げ対応は行いません、返品もとさせて頂きます。*このシェルを使った事で他の商品、器材に損害を与えた場合でも賠償及び対応は出来ません。承知の上でご購入頂きますようお願い致します。